青島市話劇院ハイアール児童芸術劇団が創作し上演している、現代の高校生の学園生活をテーマとした大型学園青春劇『向前、向前』(進め! 進め!)がこのほど上海での巡回公演を終えた。今回の公演では浦東新区、南匯、周浦、川沙の上海四区で55回の公演を行い、6万人近い観客を集めた。公演では、高校生を中心とした観客の反響は熱烈で、深く劇に引き込まれ、自らの学園生活が舞台の上で繰り広げられているように感じたという。
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軍人一家に育った新任教師・姜軍と生徒たちの触れ合いを描く『向前、向前』 |
『向前、向前』の主人公は、軍人一家に育った主人公の若い女性「80後」の姜軍。「90後」の高3生のクラスを担任することになった彼女は、若者らしい情熱とはつらつさに生徒たちを感染させ、生徒の気持ちを暖かくさせ、もめごとを解決し、生活する勇気を与えていく。彼女は軍人特有の方式で指導し、「落ちこぼれクラス」の生徒たちを啓発し、正しい人生観を打ちたてさせ、ものごとにチャレンジさせ、チャレンジの中で成長させていく。大学受験を控えた1年間に、彼女とクラス全員はともに成長していくのだった…。
この劇は2008年11月に青島人民会堂で初演された後、青島、広州、上海などの大劇場や学校で100回余り上演され強烈な反響を巻き起こした。この劇は文化部国家舞台芸術優秀作品プロジェクト現実題材優秀脚本に選ばれている。
脚本創作チームは、市場観客からフィードバックされた意見を取りまとめ、脚本にさらに磨きをかけ、さらに現代の高校生の鑑賞ニーズに合わせたものにし、済南で行われる第10回中国文化芸術祭に参加するという。(李魏)
人民中国インターネット版 2011年4月14日
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