左手は、新しく配られた教材をなでる。右手はノートに絶え間なく字を書き付ける・・・・・・海信電信株式有限公司の修理工、馬海涛さんは、昨日から彼の人生における大学課程の第一日目をスタートさせた。高級技師、青島市労働模範の馬さんだが、17年の大学進学の夢を実現させ、内心の感動は隠し切れない様子だった。昨日、青島市総工会は、青島市ラジオテレビ大学に委託し、省内初の「労働模範班」を開催し、そこには、馬さんを含む40人の労働模範が参加している。彼らの大多数は、各業界の生産現場の第一線の人々で、紡績工、バスの運転手、作業場の主任などがおり、全国レベル、省レベル、市レベルの労働模範および市の先進労働者である。
「1994年、大学にいく機会を逃した私は、濰坊安丘から青島に来て、出稼ぎ労働者になりました。ここ数年は、テレビ修理工として技術上は、ある程度の成績をあげましたが、理論と知識が限られるため困難にたびたび直面し、大学で勉強するのが長い間の夢でした」。昨日、入学式典終えたばかりの、省首席技師の馬さんは、記者に語った。
「学生たちは、将来スクーリングや、インターネットなど多様な学習方法で2年半の期間で20科目の大学課程を終えます」と青島市ラジオテレビ大学副校長、李宏さんは語る。現在、「労働模範班」の開設する行政管理科は、専門科班と本科班に分かれる。(賈峰)
人民中国インターネット版 2011年4月20日
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