全国初の海洋意識宣伝教育ステーションが、青島39中学においてプレートを掲げた。注目を浴びている同校の「海洋班」は、今秋から学生を募集する。
プレート設置の式典に参加した蓋広生・国家海洋局海洋宣伝教育センター主任は、「全国民の海洋に関する意識が学校へ、授業へ、教科書へと普及していくことは、すでに共同認識となっている。青島は中小学校における海洋教育を強化し、国土における海洋概念、海洋環境保護などを全国に先駆けて普及させる。
39中学の「海洋班」は海洋大学の専門家、付属中学の教師による「複数教員制」がとられ、学習課程の設定、学習方式、評価方式において、一連の刷新が行われる。白剛勛・39中校長の紹介によれば、「海洋班」は、“課題”をメインテーマとし、全員が課題をもち、研究をし、それぞれが成果を出すことを要求する。また学生に対し、疑問を持ち、実践し、創造することを奨励する。特に注目されるのは、「海洋班」がペーパー試験をなくし、課題研究の過程と成果を重要な評価の規準とすることであり、実践と創造の能力を養う。
「海洋班」は、海洋教育のムーブメントを牽引する。青島において、少なくない小学校、中学校において、次々と海洋に関して特色のある教科課程、教材、研究による学習の開発が進められている。李滄大棗園小学校では、同校の生命探究教育の特色を海洋教育方面にむけてさらに発展させ、教材による劇、朗読、スピーチ、作品の展示などにより校内には海洋の息吹が満たされる。また、学科の特色と海洋の特色を結びつけた課程の開発を計画している。青島市教育局は、10カ所の小中学校および幼稚園において海洋教育実験プロジェクトをおこない、課程と実験の方向性を統一的に計画する予定である。(劉淼)
人民中国インターネット版 2011年5月16日
|