5月18日の国際博物館デーに、「探秘──青島の考古学と発展の特別展」が青島博物館で開幕した。そのなかには国家博物館から貸し出された「南海一号」の遺物、南宋の陶磁器6件が国内において初めて展示される。
「南海1号」は、1987年、中国の広東陽江市東平港の南、約20キロの地点で発見された南宋時代の木造の沈没古船である。800年昔の船には、約6万~8万の文物があり、十数年にわたる考古学的発掘をへて陶器、金の器、銅の器などが発見され、そのうち2000件あまりの陶器は完全な状態だった。その多くが国家レベルの1級、2級文物に指定された。「南海1号」は、世界におけるもつとも古く、船体が最大で、保存状態がもっとも完全な船であり、我が国の古代の造船技術、航海技術を伝えるものである。(李魏)
人民中国インターネット版 2011年6月30日
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