文・修建華 李英
2011年スディルマンカップ混合ダブルス団体戦は、近日、青島で閉幕した。中国バトミントンチームは、優秀な成績ですべての項目で金メダルを獲得した。2008年北京五輪のヨット競技会場となった青島では、五輪後もスディルマンカップや、ヨットレース、飛び込み大会など、国際的に重要な試合が継続して成功裏に開催され、市民の参加によって、健康への理念は全市に深く浸透している。青島は、ポスト五輪時代の国際的知名度の高い都市となっている。これらのすべては、五輪の遺産の継続した上でのさらなる効果である。
国際試合の都市に昇る
2008年、青島は、世界にむけオリンピックヨットレースの成功において貢献し、ロゲ・オリンピック委員会主席の高い評価を得た。
その後の4年間、青島は、国際的なヨットレースを次々に開催し、アジア地区において、国際ヨットレースのもっとも多い都市となった。
2010年からは、青島は、世界飛び込み大会、中国国際男子バスケットボール国際戦、世界柔道大会、スディルマンカップなど多くの国際試合を開催し、国際的な大会委員会の高い評価を得、アジアにおける一流の開催地、国際的な試合都市となった。
市民参加の理念が深く浸透
青島においては、オリンピックのヨット競技の影響力により、オリンピック精神を核とする全市民健康運動をおおいに発展、継承させ、市民参加の理念を深く浸透させるのが、オリンピックの遺産の活用にあたっての最終目標である。 この目標の実現のために、青島では、1千万元にのぼる資金を集め、1000余りのヨットを購入し、ヨットスポーツを学校内に浸透させる活動を行い、100の青少年ヨット倶楽部を設け、65のヨットスクールを設立、ヨットスポーツの普及、発展を図っている。
これと同時に、青島では、前後して1億元を投じ、2767の市民スポーツセンター、1000路余りの健康増進ストリートを設け、各区において、それぞれ違った特色を持つ国家レベルの市民スポーツセンター設備を実現している。このほか、多様な形式による年間を通しての全市民の健康増進のためのスポーツ活動を展開している。
統計によれば、青島では、毎年、大小の規模のスポーツイベントが述べ1600回になり、直接に参与した市民は、350人余りになり、日常的にスポーツをする市民は、全人口の46%にあたる。
ヨット産業は国際化の趨勢
オリンピック効果のさらなる発揮により、青島のヨット産業は、国際化レベルに達し、ヨットレジャー、ヨット競技パフォーマンス、ヨットスポーツの展示会、ヨット製造という多重構造のヨット産業体系を築いている。
現在、青島には、28のヨットクラブがあり、30近くのヨット専用ハーバー、4000艘の停泊バースがあり、クルーザー、ヨット設計製造など、附帯する産業の急速な発展を促進している。すでに、国内外の60余りの企業のクルーザー、ヨットおよび部品の著名な企業を青島に誘致しており、年生産高は、40億元にのぼる。
そのほか、多くの国際的知名度をもつクルーザーメーカーは総じて青島を重視しており、青島に支社あるいは連絡事務所を設けている。毎年、青島で開催される中国国際航海博覧会は多くの著名なクルーザーメーカーと、国内外の愛好者を集め、購入、見学がおこなわれ、世界におけるクルーザーメーカーの重要な交流のプラットフォームになりつつある。
(ニュースソース・中国新聞網)
人民中国インターネット版 2011年6月21日
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