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絶滅危惧の貴重なアユを救え

 

アユの一種とされる仙胎魚は青島独特の貴重な魚だが、水利施設の増加や工業排水、乱獲などによって絶滅に瀕してしまった。しかし、2009年から、青島市海洋漁業局が青島にある中国農業部黄海水産研究所と協力してこの貴重な魚の保護に乗り出した。現在、青島では嶗山仙胎魚10万尾の養殖飼育に成功、養殖基地での繁殖を進めている。

黄海水産研究所水産遺伝育種センターの薄万軍主任によれば、「嶗山仙胎魚はアユの一種で、年魚。稚魚の時は海で冬を過ごし、春に遡上して河川に入り、秋に成熟し海水と河川水の交わるところで産卵、成魚は産卵後に力尽きて死んでいきます。そして、稚魚がまた海で越冬するのです」ということだ。嶗山仙胎魚は体長20~30センチ、最大でも40センチに満たない。体重は50~100 グラムで、最大でも500グラムを超えることはない。

 

人民中国インターネット版 2011年9月23日

 

 

 
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