中国プレスによる野田総理大臣合同書面インタビュー

 

2011年12月22日

問1.今回の訪中を通じてどのような成果を上げたいと考えているか

中国の発展は日本を含む国際社会にとってのチャンスであり、日本と中国は、両国のみならず、地域及び世界の平和、安定、繁栄に大きな責任を有しており、大局的な観点から「戦略的互恵関係」を深化させていくことが重要と認識しています。今回は、私が総理に就任して初めて中国を訪問する機会であり、中国首脳との間で、個人的信頼関係を構築し、来年の日中国交正常化40周年を見据えつつ、大局的見地から日中間の協力及び交流のあり方について忌憚のない意見交換を行い、中国首脳との間で「戦略的互恵関係」を深化させていくための具体的な方策について多くの共通認識を得たいと考えています。

また、今回の訪問を通じて北朝鮮問題についても共通認識を得たいと考えて

います。金正日国防委員長の死去を受けて、我々は新たな東アジア情勢に直面しています。朝鮮半島の平和と安定を確保することは日中両国の共通利益です。今回の事態に対して関係国が緊密に連携しながら、冷静に対応することにより、核・ミサイル問題や更には拉致問題の解決につなげていく必要があります。このような認識に基づいて有意義な意見交換を行いたいと考えています。

 

人民中国インターネット版 2011年12月26日

 

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