中国プレスによる野田総理大臣合同書面インタビュー

 

問5. 日中両国は世界第2位、第3位の経済大国として、地域・国際社会の平和と発展についても責任を負っていると考えるが、地域やグローバルな課題について日中両国はどのような協力ができると考えるか

2008年5月に作成された「日中共同声明」において明確に謳われているとおり、今や、日中両国は、アジア太平洋地域及び世界の平和、安定、発展に対し大きな影響力を有しており、厳粛な責任を負っています。日中両国は、地域やグローバルな課題に対してともに建設的に取り組むべきであり、両国が互恵的な協力を展開できる可能性は大きいと考えます。大局的観点から、具体的な協力を進め、日中「戦略的互恵関係」を深めていくことが重要です。

具体的には、世界経済・金融の問題、メコンやアフリカといった潜在力を有する地域における日中協力の探求、アデン湾における海賊対策での協力、軍縮・不拡散、テロ、気候変動といった国際社会の共通課題に関する協力と対話の強化等を進めていきたいと考えています。また、我が国は、中国が議長国を務める六者会合のメンバーであり、北朝鮮問題についても、核・ミサイル問題や更には拉致問題といった諸懸案を対話を通じて平和的に解決するため、両国間で力を合わせて取り組みたいと考えます。

 

人民中国インターネット版 2011年12月26日

 

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