「錦山」「玉竜」がリードする赤峰経済の飛翔

 

3月30日、31日、前期取材団は、内蒙古自治区赤峰市翁牛特旗(以下「翁旗」と略す)の玉竜工業パークと和喀喇沁旗(以下「喀旗」と略す)の錦山工業パークを取材した。

玉竜工業パーク──製造業における突破

農牧業を主とする翁旗では、工業の基礎は脆弱だったが、経済発展モデルの転換、持続的発展の実現のために、当地の政府は、積極的に産業構造の転換をはかり、優待政策により資金を集め、プロジェクトが産業パークに入居している。

翁旗玉竜工業パークは、2006年に成立、約5年間に、政府が2.5億元を累計投資し、建設面積は6平方キロメートルである。2009年に入居した翁旗鴻寧精密機械有限公司は、翁旗の機械製造業が皆無であった状況を突破し、それに続く一連の大連の機械製造業の入居を促進した。現在、パークにはあわせて47企業が入居し、総投資額は59億元、食品加工、軽工業紡績、機械製造など多くの領域をカバーし、5000人あまりの就業を実現している。

赤峰雲銅有色金属有限公司

翁旗鴻寧精密機械有限公司のデジタル化された生産

内蒙古沐禾節水工程設備有限公司が生産する節水灌漑製品「滴灌帯」

錦山工業パーク──循環経済体系を作る

近年、喀旗は産業の成長を堅持し、産業の集積をもって発展にむけ、資源の総合的な利用と節エネルギー、CO2削減を目標とし、錦山工業パークにおいて循環経済の建設をおおいに推進している。

錦山工業パークの計画面積は4500ムー(1ムーは約666.7平方メートル)、赤峰市喀旗(承徳を経て北京から390キロメートル)に位置し、地理的にすぐれ、交通は便利である。同パークは、赤峰雲銅有色有限公司のリードにより、銅および関連産業を主とし、農副製品の加工によって補う産業集積を行い、高熱発電関連産業を積極的に試し、粗銅冶金、電解銅、煙気製酸、フッ素化工、クズ銅の総合利用、農副製品加工を産業構造する。2008年、内蒙古自治区政府により、「自治区循環経済テストモデルパーク」に命名されている。

赤峰力王工芸品公司が製造した純毛の手作りの壁かけ「九龍壁」

香港資本の企業「維信カシミア製品有限公司の生産ライン

 

人民中国インターネット版

 

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