| ――聞くところによると、四川には世界のトップ500の企業の内200以上の企業が拠点を置いており、2013年『フォーチュン』世界フォーラムもすでに四川省都成都で開かれることが確定したそうですね。四川の何が世界のトップ500の企業を引き寄せたかをご紹介いただけますか。
ここ数年、独特の比較的優位性のある良い投資環境が、より多くの投資家を四川に引きつけました。
第一に、戦略的な地位が突出していること。四川省は中国西部地区の経済の中心であり、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）、南アジア、中央アジアとヨーロッパに最も近い、最大の地区経済体であること。四川省の経済総量、社会消費品小売総額など多くの指標が西部全体の四分の一を占め、西部もしくは中部地区の市場に比較的強い影響力を持っているため、国内外の有名企業の西部戦略上の重要な選択地点とされてきました。
第二に、産業基礎がしっかりしていること。四川省には電子情報、装備製造、エネルギー電力、石油ガス化学工業、バナジウムチタン鋼鉄、飲料食品、現代漢方薬などの伝統的に優勢な産業と、航空宇宙飛行、自動車製造、バイオテクノロジーおよび新素材などの新興産業があります。また、重点工業団地の付帯設備は完備し、外向度と集中度は比較的高い。
四川省は産業全体の飛躍的発展を支える産業クラスターが四十余り、3200社を超える企業が集まっています。四川省のハイエンドなサービス業も大いに発展し、アウトソーシングサービス、小売り、金融サービス、現代物流などを筆頭とする発展が注目されています。
第三に、投資環境がよいこと。四川省は西部の総合交通センターの建設を急いでいます。高速道路、鉄道の建設と開通キロ数はそれぞれ全国第2と第4です。成都の双流空港はすでに中国第4の国家級航空センターに昇格しています。四川省には94の大学、650以上の職業技術学校があり、毎年50万人を超える卒業生がいます。四川の農村には2000万人以上の労働力があり、企業に十分な労働力を提供できます。四川省には万全なサービスシステムがあり、成都の通関効率は全国でもトップクラスで、成都ハイテク総合保税区はサービス機能が完備し、企業運営の総合コストは沿海地区に比べ30％前後低く、投資の利便性は全国でもトップです。四川の生活環境は住みやすく、生活方式は快適で、国際化の程度も高く地方色豊かで、悠久の歴史が作り上げた許容性の強い多元化した文化をつくり上げています。
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