「しゃぶしゃぶを食べる時に、川崎がなければいけないよ!」
「川崎」の名が多くの中国人に知られるようになったのは、ある「川崎」というしゃぶしゃぶのたれの広告のおかげだった。「川崎」は中国で一時、しゃぶしゃぶのたれの代名詞のようになっていた。
しかし最近、「川崎」が中国では再び注目を集めている。今度は、日本の「川崎市」だ。
日本京浜工業地帯の中心にある川崎市は、かつて、「公害の街」とも呼ばれた。しかし、ここ十数年で、環境保護産業の発展と循環経済の推進に力を入れ、先進的な環境保護と省エネ技術でイメージを一新した。この「川崎モデル」に対して、中国は注目している。
2008年と09年、胡錦濤・中国国家主席と李長春・中国共産党中央政治局常務委員は前後して川崎市を訪問し、同市の省エネ・環境保護産業を視察した。また、安徽省蕪湖市、広東省東莞市などの中国地方政府の訪日団も川崎を訪れ、環境保護の先進的な理念を学んだ。 |