ネット安全問題 各国は取り組みを相互尊重すべき

国務院新聞弁公室の蔡名照主任が6月7日、成都市で開かれた2013年フォーチュン・グローバル・フォーラムに出席した、世界の有名企業の責任者と会見した。

国務院新聞弁公室の蔡名照主任は7日に成都市で、「ネット安全は複雑な問題であり、相互理解、相互参照、小異を残し大同に就くの原則に基づき、各国のネット安全保障に向けた取り組みを十分に尊重すべきだ」と表明した。

蔡主任は成都市で開かれた2013年フォーチュン・グローバル・フォーラムに出席した代表者と会見した際に、上述した発言を行った。ドリームワークス、インテル、WPPグループ、レノボ・グループ、アメリカオンラインなどの世界の有名企業の責任者が、同会見に出席した。

蔡主任は、「インターネットは現在、中国の経済・社会発展の各方面に浸透しており、政府の情報公開を促し、国民の知る権利、表現権、参加権、監督権などを満たす上で、重要な役割を担うようになった。しかしインターネットは人々に利便性をもたらすと同時に、新たな問題と課題をもたらしている。特にネット安全問題が日増しに深刻化しており、幅広い注目を集めている」と語った。

蔡主任は、「ネット安全は複雑な問題だ。各国のインターネットの普及程度、社会の情報化水準、文化伝統、法規定がそれぞれ異なっているため、ネット安全への関心にも差がある。相互理解、相互参照、小異を残し大同に就くことにより、各国のネット安全保障の取り組みを十分に尊重するべきだ。中国は他国のインターネット発展・改善の経験の学習を重視しており、ネット犯罪の撲滅、ネット法整備の強化、公共教育の強化などで、世界各国と幅広く深い交流と提携を実施したい」と述べた。

蔡主任は、「メディアは現在、社会生活においてますます重要な役割を果たしている。メディア間の交流は、国家と国家、国民と国民の相互理解・相互尊重の重要なルートになっている。タイム・ワーナーやドリームワークスを含む多くの世界的に有名なメディアグループが、中国と長期的な友好関係を築いている。これらの企業が自社の資源と強みを十分に活用し、中国を客観的にありのまま紹介し、世界の人民の中国に対する理解を深めることに期待している」と語った。

企業の代表者らは、「同フォーラムの出席により、中国経済発展の絶好のチャンスに対する理解を深められた。中国経済は急成長しており、文化・情報産業が巨大な発展の潜在力を秘めている。中国と情報産業、特にインターネットの交流と提携を強化し、公平・公正な競争環境でウィンウィンを実現したい」と表明した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月7日

 

 

 

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