送られてきた一冊の雑誌

 

斎藤 三郎=文 

1978年、今から35年ほど前青森県弘前市に、中国物産展という催しがありました。私は物珍しさも手伝って見学に行きました。物産展では私たちには初めて見る中国の数々の展示品が並び目を見張るばかりでした。私は一冊の本を買いました。中にアンケート用紙があったのでそれに答えたところ暫くしてそのお礼として外文出版社からお手紙と一冊の雑誌が送られてきました。それが『人民中国』であり、貴誌との出合いのはじまりで中国を知るきっかけとなったのです。 

私は貧困家庭に生まれたので高等教育もなく、その上、田舎者ゆえに外国と交流もなく『人民中国』の贈りものには唯うれしくありがたいの一言につきるもので早速貴社宛にお礼の手紙を書きました。 

『人民中国』と文通が始まってから、『人民中国』の紹介で、外文出版社を筆頭に北京放送(現在も続いている)、国際書店などから数々の本が送られてきました。国際書店からは中国の切手やお便り、カレンダー、切り紙細工、年画など数え切れないほどに私の手元に送られました。また、私は書画や民芸品など中国の品々を広く日本の皆さんにも紹介したかったのです。 

日本の田舎で『人民中国』を購読することによって世界を知るような思いがした。私の本棚には35年前からの『人民中国』が整然と並んでいます。 

お蔭で私は今日90歳をいう「とし」を迎え、今なお健康でおられることは、中国と深く交流し楽しく愉快にして生きてこられたからだと考えています。 

中国と日本は大昔から連綿として一衣帯水の如く交わり中国のお蔭で日本の文化が発達しました。お互いに長所は長所とし短所は短所として見極めて日中両国悠久に良き国として発展することを祈ります。

 

人民中国インターネット版

 

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850