公有制を主体とし、多様な所有制経済を共に発展させるという基本的な経済制度は中国の特色ある社会主義制度の重要な柱であり、また社会主義市場経済体制の根幹である。公有経済と非公有経済は共に社会主義市場経済の重要な構成部分であり、全てわが国の経済社会発展の重要な基礎である。（三中全会コミュニケから）

中国社会科学院金融研究所　王国剛所長

「公有経済と非公有経済は共に社会主義市場経済の重要な構成部分であるということは、市場メカニズムの決定的な役割を表現している。なぜならば、市場メカニズムは公平を重視し、市場における個々の競争は公平でなければならず、政策上の差別があってはならないからだ。同一市場において、国有企業であれば、欠損が出た場合に財政支援を受けることができるが、非公有企業は市場競争で被った欠損は自己負担しなければならない。このような競争は公平とは言えない。つまり、今回の決定のメリットは公平を強調したことだ」

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