関連産業の発展

ネットショッピングの普及は関係産業の発展も促進した。例えば、配送業である。ネットショッピング流行前に、北京、上海、広州などの大都市では民営の配送業者が出現していたが、価格が比較的高かったために、社会の認知度は高くなく、基本的に企業が使用するだけで、個人間の物品のやりとりには、従来通り郵便局が利用されていた。

アマゾン中国、当当網などのeコマースの台頭で、新しいもの好きの若者がまず自宅配送のネットショッピング方式になじみ始めた。アマゾン中国や当当網などの個人向けeコマースは基本的に自社の物流システムを持っていたが、淘宝網などの個人対個人のeコマースが登場した後には、各種の配送会社が大いなる発展のチャンスに恵まれた。現在、順豊快递がハイクラス市場をリードする位置におり、その信頼度は郵便局以上である。圓通、中通、申通などのコストパフォーマンスにすぐれた会社は、一般の人が物を送る時に利用するようになっている。

激しい競争の中で、中国の配送市場は日ごと成熟し、サービスもさらにレベルアップしている。北京、上海、広州などの大都市内の配送価格は6元(1元は約17円)ほどで、翌日配送を保証している。都市間配送は基本的に20元以内で1週間以内の配送である。アマゾンなどの30元以上買い上げの無料配送はさらにすぐれたサービスを提供しており、午前中に買ったものを当日夜には配送する。京東網も遅れをとっておらず、北京市内で3時間内に届けるサービスを行っている。

河北省邯鄲市から北京に出稼ぎに来ている蘇永健さんは、京東網系列の配送員で、彼はもうこの仕事を4年間続けており、毎朝7時半から夜6時まで、電動三輪車に乗って自分の受け持ち区域内を縦横に走り回っている。わずか500㍍の通りを、以前は彼一人で担当していたが、現在は3人で分担してもやりくりがつかないくらいで、毎日一人100件以上を配送している。蘇さんはたくさん稼げれば疲れるのはかまわないと言う。現在、彼は自分の収入に満足しており、旧正月も家に帰らず、北京で仕事をする道を選んだ。

 
北京の京東網の配送員をしている蘇さんは毎日100件以上もの商品を送り届ける
 

 
クリスマス前には、蘇さんはサンタクロースの格好をして商品を届け、クリスマス気分も届けた

 


人民中国インターネット版 2014年4月17日

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