23日午前8時（現地時間）、2014年国連気候変動サミットがニューヨークの国連本部で開幕した。

潘基文（パン・ギムン）国連事務総長は開幕式のあいさつで、「われわれはここに話し合いに来たのではない。ここに歴史を創造しに来たのである。……気候変動の影響から逃れることのできる人間はいない。われわれ国連本部もかつて超大型台風サンディによって洪水の被害にあっている。われわれは必ずすべての人、特に影響を受けやすい人々を守るために、気候変動に対応することのできる社会の建造に投資しなくてはならない」と語った。

潘国連事務総長は、気候変動は未曾有の難題であるだけでなく、人類がいまだかつて巡りあったことのないチャンスでもあると語る。ローカーボンで気候変動に対応できる未来をつくり上げることで、すべての人を幸せにすることができ、そのために唯一頼りにすることができるのは、われわれ自身だけである。「わたしはすべての国の政府に、2015年国連気候変動パリ会議で、有意義で普遍的な気候協議の成立を約束させるために、彼らが担うべき責任を果たし、地球の気温上昇の上げ幅を２度以内に抑えることを呼びかけたい。この目標を実現するためには、われわれは団結・協力し、資金を結集し、市場の力を動員しなくてはならない」

人民中国インターネット版　2014年9月25日