APEC効果で北京郊外観光が好調
 
 
雁栖湖畔のホテル

2014年アジア太平洋経済協力(APEC)会議非公式首脳会議が開催される北京郊外の雁棲鎮は、新たな観光目的地として注目されている。21の行政村を管轄下に擁する雁棲鎮は、懐柔区市街地の北側に位置し、明代長城の景観および濂泉響谷・神堂峪など自然景勝地があり、ここ数年、ニジマス釣りやバーからの夜景を売り物とする「不夜谷」の建設を重点的に進めている。

また、雁棲鎮は、観光と農業を結び付け、「ハーブ摘み」や「休息リラックス」をテーマとした「百里エコ農業産業パーク」を建設、スイカズラ・クララ、野菊などのハーブ栽培基地を訪れてハーブを摘むというユニークな観光商品を打ち出している。

このほど開催された「北京郊外観光発展大会」で明らかにされたところでは、2013年に北京郊外を訪れた観光客は延べ8318万人、観光収入は439億7千万元(約 7844億8500万円)に達した。古北水鎮や北京文化シリコンバレーをはじめとするショッピング・レジャー・娯楽が一体化した、中国色豊かな大型旅行観光施設が重点的に建設された。また、中国医薬文化観光モデル基地や、キャンピングカー宿泊など新たな旅行スタイルが続々と搭乗し、民俗村の規模化発展がスタートした。

既存商品のグレードアップや新しい観光スタイルの発展と同時に、北京市は今、観光業における発展空間の合理化を図っている。承徳・張家口・保定などの観光資源と北京郊外の観光スポットを結合させ、エリア内の観光協力ルートを構築し、さまざまな特色に溢れたテーマ別観光協力路線を発展させる方針だ。

「人民網日本語版」2014年10月30日

 

 
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