APECを彩る中国の特色ある「食雕」

 

APEC開催期間中、テーブルに置かれる装飾は食卓に彩りを添える。テーブルに並べられている「食雕」は、食品に彫刻を施す中国の特色あるもので、まるで生きているかのようだ。その中には兵馬俑や奔馬、孔雀などを見ることもできる。

これらの「食雕」は飴細工、野菜や果物を材料とした彫刻、小麦粉で作る塑像などがある。8種類の異なるスタイルの「食雕」は、特色ある料理とともに会場に並べられる。その中の奔馬は飴細工で作成されたもので、15㌔弱の砂糖と小麦粉が使われた。兵馬俑の「食雕」は粉砂糖で作成された。

会議の期間中、食事のたびに異なるスタイルの「食雕」が並べられ、北京の胡同(路地)の風格と融合する。そのほかにも、屋根つきの門や石彫、石太鼓などの「食雕」もあり、全面的に中国的要素を表現している。更に驚かされることは、これらの「食雕」は常温で3カ月間も保存することができ、会議期間中、来賓が気に入れば、持ち帰ることもできる。(編集・張春侠)

 

 人民中国インターネット版 2014年11月3日

 
 
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