国家会議センターに設けられたアジア太平洋経済協力（APEC）会議非公式首脳会議のプレスセンターにたどり着くには、何重にも設置されたセキュリティチェックを通過しなければならない。プレスセンターが2カ所に設置されるのは、APEC史上初めてのことだ。法制晩報が伝えた。

国家会議センター内プレスセンターは、4日から11日まで開設される。同プレスセンターは、国家会議センター展示ホール1区および2区に設けられ、敷地面積は合わせて1万1千平方メートル。各ホールの面積は5500平方メートルで、約2千人のメディア関係者の受け入れが可能。プレスセンターの利用登録を行った報道関係者はすでに4060人に達した。

プレスセンターには、報道関係者共同作業室、控室、事務室など計15カ所の機能エリアが設けられ、それぞれのエリアには、担当の職員とボランティアが配置される。記者会見会場は7カ所設置され、21のAPEC加盟エコノミーが会期中に記者会見を行う際に使われる。各エコノミーのニーズに対応するため、記者会見会場のバックには、異なった色が用いられる。

また、国家会議センターでは、報道関係者のために、予約可能な22室を含む専用の作業室を準備した。記者会見会場には無線LANが張り巡らされ、公共サービスエリアとレストランには大画面スクリーンが設置され、会議関連情報がリアルタイムで放映される。会期中、690人あまりの職員がメディアセンターで、90人のボランティアがプレスセンターで、それぞれの持ち場につく。メディア・プレスセンターでは現在、試行作業が進められている。

雁栖湖会議センターでは、約2千人の報道関係者を受け入れ可能という。プレスセンター担当者は、「2カ所のプレスセンターが同時に機能するのは、APEC史上初めてとなる」とコメントした。

「人民網日本語版」2014年11月3日