中国 積極的な財政政策と穏健な金融政策を実施

 

中央経済活動会議は12月9-11日、北京市で開かれた。会議で「来年(2015年)、マクロ政策の連続性と安定性を保持しながら、積極的な財政政策と穏健な金融政策をも実施し続けなければならない」との要求を明らかにした。

2011年以来、中国政府はすでに5年連続で、積極的な財政政策と穏健な金融政策を実施し続けていた。これまでに2015年の財政政策と金融政策の基調について、中共指導部はすでに明確な態度を表明した。

12月5日に開かれた中共政治局会議にて、「経済成長の安定化と構造調整の均衡化、マクロ政策の安定性と連続性及びミクロ政策の弾力性を保持しながら、積極的な財政政策と穏健な金融政策をも実施し続けなければならない」と強調した。このほど、中国人民銀行(中央銀行)は2年余りぶりに金融機関の人民元建て貸出金利と預金基準金利を引き下げ、中国の消費者物価指数(CPI)の前年同期比の上昇幅も5年ぶりに最低となった。それを受けて、中国の金融政策が緩和するとする観測は広がっている。会議で「積極的な財政政策と穏健な金融政策を実施し続け、積極的な財政政策の実行力及び金融政策の適切性を重視しなければならない。また、中国経済をけん引する『3頭立て馬車』(消費、投資、輸出)のバランスを整えなければならない」と強調した。

 

人民中国インターネット版 2014年12月12日

 

 
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