南京大虐殺の追悼活動 悲劇を繰り返さないために

 

中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館は今月1日、犠牲者の遺族による追悼活動を行った。その開幕式で、追悼文を読み上げた生存者の夏淑琴さんは、77年前に日本軍に虐殺された家族を悼み、「おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さん、お姉さん、妹たち、みんなどうしていますか。夢の中で何度もみんなに会いました。おじいさんとおばあさんが買ってくれた糖葫芦(サンザシの飴がけ菓子)をもう一度食べたい、お父さんとお母さんの声をもう一度聞きたいと何度願ったことでしょう」と呼びかけた。人民網が伝えた。

今年85歳になる仇秀英さんは家族に伴われて活動に参加した。日本軍に殺害された仇さんの母親は、当時まだ40歳だったという。仇さんは、「毎年12月13日になると記念館に来て家族を追悼する。普段は機会があれば、当時の歴史を自分よりも若い世代の人々に伝えている。歴史を胸に刻むことは恨みを忘れないということではなく、今の暮らしがやっと手に入れたものであることを自覚し、人々に同じようなこの世の悲劇を繰り返さないよう警告することにほかならない」と話す。(編集KS)

 

「人民網日本語版」2014年12月13日

 

 

 
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