王毅外交部長:中国外交のキーワードを強調

 

第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が8日に開いた記者会見で、王毅外交部長は「2015年中国外交活動のキーワードは『一つの重点、2本の主軸線』だ。一つの重点は『一帯一路』構想(シルクロード経済帯と海上シルクロードの構築)を全面的に促すことだ。2本の主軸線は平和と発展をめぐる活動だ」と述べた。

王部長は「去年、アジア信用醸成会議が上海で、APEC会議が北京で開かれた。中国はこの2つの国際会議を成功させた。今、中国は、世界で焦点となっている問題の解決に取り組み、国際問題、地域問題で特色ある役割を果たしている」と話した。そのうえで、「中国は対外協力を広め、多くの国が『一帯一路』に呼応している。我々は協力ウィンウィンをコアとする新型国際関係の構築に着眼し、パートナーシップを結ぶが、同盟しない対外交流の新しい道に歩み始めた」と語った。

2本の主軸線について、王部長は「中国は国際社会と共に、世界反ファシズム戦争勝利70周年の記念活動を行い、歴史を鑑として未来を開く。中国を世界平和維持の強い力にする」と述べ、「国連成立70周年を契機に、環境と開発に関する国際連合会議、そして国際気候変動関連の協力活動に積極的に参加し、発展途上国の利益に合致する2015年以降の発展日程と新しい気候変動のプランの策定を促し、建設的な役割を果たしていく」と強調した。

 

中国国際放送局日本語部より2015年3月8日

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