観閲台の外国人から見た軍事パレード

 

9月3日午前に北京天安門広場で行われた抗戦勝利の軍事パレードでは、観閲した外国人来賓にも注目が集まった。

国際竹藤組織 (INBAR)の総幹事を務めるフレデリック博士は、「私も含めヨーロッパ人の多くは、中国がどうしてこんな盛大な軍事パレードをしているのか理解していない。軍事パレードを観閲するにあたって私は多くの文章や書籍を読んだが、そこで初めて中国が第二次世界大戦で多くの犠牲と貢献があったことを知った。この東洋の歴史を人類は忘れてはならない」と述べた。

「国際竹藤組織は41の国家で組織されている。私たちは、中国の発展成果と平和理念を各国へ説明する努力をするだろう。中国が一貫して世界平和を守る重要な力となることを私たちは信じる」と、オランダ人である同氏は述べた。

ロシア歴史学会の研究者であるアンドレ・ペトロ夫人は、「中国が軍事パレードを開催したのは、歴史を振り返り、中国人民が屈辱の中から立ち上がったことを示すため」と考える。

同氏は「ソ連と同様に中国は、第二次世界大戦で悲惨な損失をこうむった」とした上で、「現在、国際社会では歴史の改ざんが横行している。中国とロシアは軍事パレードで立場を表明し、国際秩序を守る硬い意志を表現した」と述べた。

中国に駐在するある米武官は、アメリカの老兵が中国の軍事パレードに参加したことを大いに喜んだ。「米中両国は第二次世界大戦の盟友だ。両国人民、特に若者は、当時力を合わせてファシストと戦った光栄なる歴史を学ぶべきだ」と述べた。

数多くの外国人観閲者は、今回の中国の抗戦勝利軍事パレードを通じ、中国および世界の人民が共に平和を維持するという固い決心が伝わってきたと感じている。

中国駐在のギニア人、サンザンバ・ティアノ・マドル氏は、「強い中国が多極化する世界において重要なパワーになっていることは、国際構造のバランスのために有利だ」と述べる。「中国人は先進的な武器を持つが、その軍事力は平和維持が目的であり、戦争をしかけようとするいかなる野望もけん制できる」。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月4日

 

 

 
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