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「中国・青島」号が中秋節に母港へ帰港

 

オリンピックセーリングセンターに停泊する「中国・青島」号 

 

9月27日は中国の伝統的な祝日、中秋節だった。午前9時50分頃、101フィート(1フィートは0.3048㍍)のスーパートリマランシップ「中国・青島」号がゆっくりと青島オリンピックセーリングセンターに入港すると、出迎えに来た人々から大きな歓声が上がった。この「中国・青島」号は9月16日に北極海探検を終え、27日、無事に母港へと帰港した。2013年に続き、再び世界記録をつくった青島在住の船長、郭川さんは家族との再会を喜んだ。その他ロシア、ドイツ、フランスの5人のチームメンバーも無事に到着した。

当日は青島オリンピックセーリングセンターにて盛大な帰港式が行われた。式典にはロシア駐中国大使館のエフゲニー・トミーキーン(Evgeny Tomikhin)参事官(公使職)と中国航海学会(CIN)の徐祖遠理事長が出席した。中国航海学会は郭さんに「北極探検の勇者」という栄誉称号を授けた。中国セーリング運動協会(CYA)は「中国・青島」号と郭さんが中国セーリング界に新たなマイルストーンを樹立したと祝電を送った。

今回、「中国・青島」号は9月3日にロシア北西部の都市ムルマンスクを出発し、12日間と3時間の航行を経て、3240ノット(1ノットは毎時1852㍍)を走り、ベーリング海峡にゴールした。これは人類史上初の無動力シップによる無供給連続航行での北東航路の航海を成功させたことになる。その後、「中国・青島」号はそこで休息することなく帰路を急いだ。

郭さんは青島でのわずかな休息後、10月中下旬には「中国女子ヨット世界一周航海第一人者」といわれる、やはり青島在住の宋坤さんを含む新しいチームで、「中国・青島」号を操縦し、海上シルクロードの航路であるシンガポール、スリランカ、インド、エジプト、イタリア、モナコなどの国や地域を航行する予定だという。(文=孫飛)

 

 5人のチームメンバーと記念撮影する郭父子(写真・周光輝)

 

人民中国インターネット版 2015年10月10日

 

 
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