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中車青島の「名人溶接師」何建英氏

 

 弟子たちに溶接の技術指導をしている何建英氏(中央)

しばしば国際的な注文を受けている中車四方機車車両公司株式有公司は、既に中国の高速鉄道輸出の「ゴールドブランド」になっているが、この輝かしいブランドの背後には製品の質を追求して止まないベテラン技術者がいる。その代表的な一人が同社で29年勤務している「名人溶接師」の何建英氏だ。

彼は同社の「元老級」工員として、1987年、技術学校卒業後、工場で溶接作業に従事してきた。その後、技術上の切磋琢磨を重ね、今では全国的に最高レベルの技術者であり、同社の首席エンジニアを務めている。子弟教育にも力を入れ、「何建英溶接作業場」を設けている。

溶接技術は先進的な製造技術の中でも特に重要な段階だ。列車一編成を製造する過程で、内装、コントロールシステムの外にも、全部溶接が必要であり、特にボギー車の溶接が重要で、列車の安全運行に非常に大きな影響を与える。「ボギー車の使用年限は最長30年ですから、品質の要求レベルは非常に高いのです。われわれが携わっている溶接はハイリスク作業だと思っていますから、いつも細心の注意を払い、一人ひとりの工員が研ぎ澄まされた技術力で、完璧な製品を保障させています」と彼は力説した。

彼は記者に、二つの部分を溶接してつないだ継ぎ目を「溶接継ぎ目」と呼ぶと説明した後、次のように語った。「1編成の列車には1万カ所近い継ぎ目があり、一つ一つの継ぎ目をさまざまな方法で反復テストします」。さらに次のように強調した。こうした継ぎ目は彼から言うと、豊富な言語、美しい肌を持っているが、彼の最悪の敵なのか、あるいは最良の友なのか、その一生の終わりに、一つ一つの継ぎ目と絶えず、「見つめ合い」、「対話」すれば、そのちょっとした変化から一目瞭然だ。

ここ数年、何建英氏と技術協力を行ってきた路浩博士は数十年一日の如くに研鑽を積んできた何氏の功績を高く評価して次のように述べた。「普通の技術レベルの溶接工が数時間、多い時には数日かけて達成できる品質に、彼はわずか数分でやり遂げますよ」(文・林剛)

 

人民中国インターネット版 2016年4月10日

 

 

 
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