積極的な開放的環境の造営で成都のチャンスに見込む外国企業

 

西部大開発という大きな背景のもとで、グローバル化の波が中国西部都市の国際化、現代化発展の推進を加速し、成都は中国西部地区の発展の見本として、今まさに開放の歩みを踏み出し、世界の大舞台に溶け込もうとしている。

成都の国際化レベルの絶え間ない上昇にしたがって、この都市はすでに中国中西部の金融機関の種類が最も多く、数が最多で、市場規模も最大の都市となっている。世界の生産チェーンの中で、成都はまさにますます重要な役割を演じるようになっている。現在、すでに268社の世界トップ500企業が成都に置かれている。

現在、インテル、デル、レノボなどの支社が置かれ、成都はすでに世界IT版図の上で欠くことのできない一角となっている。近年、成都の自動車産業も勢いよく発展し、一汽フォルクスワーゲン、一汽トヨタ、ボルボ、そして最近進出した東風シトロエンなど、成都の龍泉汽車城はまさに国際化した自動車都市としてまい進している。

どうして成都を選んだかというと、その理由はみんな驚くほど似ている。成都の発展速度はとても速く、今後の発展速度はさらに速くなると予想され、この高速発展のおすそ分けに与りたいと思ったからだ。

国務院は先日、青白江区の成都鉄道港を自動車全車輸入港とすることを正式に認可した。ヨーロッパで生産された自動車は成都・欧州貨物鉄道によりスピーディに直接四川に入れることができ、物流コストを大いに節約し、四川・成都の自動車産業の双方向の国際協力のルートを開いた。

都市経済の快速の発展、国際化の進展の加速という大きな背景のもとで、成都はまさに多くの外国政治要人が中国訪問の際に訪れる都市のリストにあがっている。

2013年イギリスのキャメロン首相が成都を訪れ、2014年にはミシェル・オバマ米大統領夫人、ドイツのメルケル首相、チェコのミロシュ・ゼマン大統領、ニュージーランドのジョン・キー首相などが成都を訪れ、彼らに深い印象を与えないものはなかった。

ドイツのメルケル首相は以下のように成都を評価している。「古い伝統的な都市でありながら、別の角度からいうと、とても若い現代化された都市です。成都の経済は今まさに高速発展を経験しており、無数のチャンスと可能性に満ちています」。

2014年11月12日、ニュージーランドのジョン・キー首相は成都にやってきて、ニュージーランドの在成都総領事館の正式な開館を見届けた。ニュージーランドの在成都総領事館はオーストラリアの在成都総領事館の隣にある。これはニュージーランドが上海などの地に領事館を設けた後、中国に設立した4番目の領事機関となる。

領事館の設置は、一般的に一つの地域の政治・経済の中心が選ばれる。現在までのところ、成都に設立許可された領事館の数は12にのぼり、中国の領事館の「第三の城」の座をさらに安定させている。

ひとつの都市にどれだけの外国領事館があるかは、その都市の政治・経済的地位や、国際活躍度を示すものである。各国の成都領事機関は「なぜ成都に領事館を設けたか」との問いかけに、成都は中国西部の特別に大きい中心都市であり、成都の選択は中国西部全体に向き合うためのものであると口をそろえて回答する。

成都市は絶えず全域開放体制メカニズムを整え、成都総合保税区、新川イノベーション科学技術パークの建設を積極的に推進し、成都平原の都市群の一体化と地域協力の長期的メカニズムを常に健全化し、世界の重要な都市をカバーする航空システム、国際的な鉄道、道路、水路システムと、インターネット通信網システムの建設を急ぐことで、全方位的に内陸開放型経済発展のレベルを高めている。

 

 

人民中国インターネット版