1月9日、2016年国家科学技術奨励大会が北京で開催され、青島から合わせて9件（9人）が受賞した。内訳は国家科学技術進歩賞１等賞１件、同2等賞5件、国家技術発明賞2等賞2件、国際協力賞1件。その中で、中車青島四方機車車両株式有限公司と協力しているドイツ科学アカデミー会員のヴェルナー・ホッフェンバッハ氏に国際科学技術協力賞が贈られた。これは青島および山東省で6年ぶり2度目の同賞受賞だった。

　ハイアールグループホールディングス北京ハイアール集積回路設計有限公司、青島ハイセンス電器株式有限公司が参加し完成させた「DTMBシステム国際化・産業化のキー技術及びその応用」は国家科学技術進歩賞1等賞を受賞した。国家科学技術進歩賞2等賞を受賞した5件の中には、青島市の鉄鋼研究総院青島海洋腐食研究院がリードして完成した「材料の海洋環境腐食評価と防護技術システムの刷新および重要なプロジェクトへの応用」が含まれている。この外4件は、青島の団体が参加、完成させたプロジェクトで山東新希望六和グループ有限公司が参加した「機能的な飼料のキーテクノロジー研究・開発」、中国石油大学（華東）が参加した「オイルエリア延長1000万トン大油田の持続的な生産向上、維持と探査・開発に関するキーテクノロジー」、青島ビール株式有限公司が参加した「造紙・発酵を典型とする排水の資源化と超低度排出ガスに関するキーテクノロジーおよび応用」と中国海洋大学の汪東風教授が編著に参画した『不可避の食品添加物―アカデミー会員、教授が語る食品添加物の裏事情』。

　ハルビンエンジニアリング大学と青島駐在科学研究機関・国家海洋局第一海洋研究所の協力による「深海高精度超短基線水声定位技術とその応用」、青島北海船舶重工有限責任公司が参画した「複雑島嶼水域無人自主測量キー技術および装備」によって、国家技術発明賞2等賞を受賞した。（文・王娉）

人民中国インターネット版　2017年1月25日