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青島を総合交通ハブ都市へ

 

 青島北站に停車中の高速鉄道「和諧号」(写真・傅学軍)

 過去5年間、青島は北東アジアの交通ハブ、中国全土の総合交通ハブ都市の建設を目標に、絶えず交通インフラ整備に力を入れてきた。多数の基幹プロジェクトは相次いで竣工あるいは着工し、青島と全国、世界とのアクセスは迅速になり、陸海空交通ハブ都市としての地位はますます顕著になっている。

 鉄道方面では、2014年1月、青島北駅が正式に開業した。鉄道、地下鉄、長距離バスなどの多数の交通手段を一体化した総合乗換駅として、青島北駅は次第に青島全体の交通システムの重要なハブになりつつある。2016年11月、青島-栄成都市間鉄道の全線営業運転が始まり、山東半島地区の各都市間の時間的、空間的距離を大いに短縮した。青島を全国鉄道ネットワークに組み入れる青島-連雲港線、済南-青島高速鉄道線が過去5年間に相次いで着工し、計画では2018年末に開通する。そのうち、青島-連雲港線建設後には、青島-上海間の鉄道運行距離が現在の1400キロから800キロに短縮される。済南-青島高速鉄道線の建設後には、青島-済南直通1時間を実現する。2020年末には、青島駅、青島北駅、青島西駅、紅島駅をハブとして、済南-青島高速鉄道線、青島-連雲港線、青島-済南旅客専用線、青島-栄成都市間鉄道、濰坊-莱西高速鉄道線を主要幹線とする鉄道網によって、青島は鉄道の終点都市から四通八達する鉄道のハブ都市に生まれ変わる。

 空港方面では、青島流亭国際空港の乗り入れ路線総数は2012年の109本(そのうち国際線11本)から2016年には146本(そのうち国際線17本)に増え、アジア、ヨーロッパ、米国、オーストラリアなどの重要地域の都市との直航便によるドッキングを実現した。旅客数は2012年の延べ1260.12万人から2016年には2050.5万人に増加した。青島膠東国際空港の建設が進み、計画では2019年の乗り継ぎスペースの供用を開始する。2025年には、旅客数は延べ3500万人、貨物取扱量は50万トンに達し、日韓地区への玄関空港、環渤海湾地区の国際航空貨物輸送のハブ空港となる。

 港湾方面では、青島旧港区がクルーズ船母港にモデルチェンジ、グレードアップし、2015年5月に開港し、すでに累計125便のクルーズ船を母港として迎え入れ、延べ15万人のクルーズ船観光客を接遇した。董家口港は「物流取引主体の第4代国際深水大型港」に向かって加速し、港湾貨物取扱能力は拡大を続けている。2012年から2016年までの間に、青島港の年間貨物取扱量は4億トンから5億トン超に増加した。2016年、董家口港が大量取引通関港湾に昇格によって、青島は同時に青島港、董家口港の2港の1類通関港湾を擁することになり、北東アジア海運のハブ機能を向上させる上で重大な意味を持っている。

 

人民中国インターネット版 2017年3月28日

 

 

 

 
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