文化クリエイティブで成都を世界の文化都市に

 

文化クリエイティブが成都というこの都市に、今まさに新たな命と活力を吹き込んでいる。

2016年11月25日、一年に一度開かれる成都クリエイティブデザインウィークが開幕した。開幕初日、クリエイティブ村、戯劇などの業界の枠を超えたクリエイティブプロジェクトの実施契約金額が20億元を超えた。

成都クリエイティブデザインウィークは文化的創造に重点を置いたハイエンドサービス業の発展のために行われるイベントで、これにより成都の文化クリエイティブの発展を推進しようとするものであり、このイベントはすでに3年連続で挙行されている。

重さわずか50gの無人機、毛筆で字を書くことのできるロボットなど、国内外の650社のクリエイティブデザイン企業による2万件余りのアイデア作品が、2016年成都クリエイティブデザインウィークで華々しく披露された。

デザインウィークの期間中、成都はさらに世界三大デザイン賞の一つであるドイツのIFデザイン賞と共同で「ゴールデンパンダ文化クリエイティブデザイン賞」を設けて、「成都クリエイティブ」のための優れた人材を引き付けている。

「成都は今、文化クリエイティブ産業の発展に力をいれており、クリエイティブデザインウィークという国際的、国家クラス、成都ブランドの一年に一回のクリエイティブデザインの盛会により、クリエイティブ産業の供給と需要の舞台をつくり続けたいのです」とクリエイティブデザインウィークの責任者は語る。

このクリエイティブデザインウィークにより、成都はすでに中国西部の文化クリエイティブの中心としての独特な魅力を示している。

現在、成都では10カ所余りの大学にクリエイティブデザイン関連の専攻が設けられており、多くの文化イノベーション能力を持つ技術人材を育成し、黒蟻設計・嘉蘭図設計などのような影響力を持つすぐれたデザイナーやデザイン会社も次々と出現している。同時に紅星路35号の文化クリエイティブ産業園、藍頂芸術センター、濃園国際芸術村、東郊記憶などの文化クリエイティブデザイン産業の集中地区も気運に乗じて生まれている。

中国西部の文化クリエイティブセンターと世界文化都市をつくり上げるためには、文化への自信を強めることも同じように大切である。

昨年11月に閉幕した「2016第一回成都国際音楽詩歌シーズン」は、近年成都に生まれた錦里や寛窄巷子などの文化クリエイティブプロジェクトと同じように、この都市の数千年の文化的蓄積を集中的に表現するのみならず、成都市民のこの都市に対する文化的自覚と自信を呼び起こし、増強させようとするものである。

 

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