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青島は国際港湾大都市を目指す

 

総投資額500億元(約8500億円)の東方シネマシティーが青島西部の霊山湾に姿を見せている 

 先月末から今月初めにかけて開かれた中国共産党青島市第12回代表大会は今後5年で、青島市を質が高く、素晴らしい都市、国際港湾大都市として発展させ、世界の都市の中で光り輝く風格をもたせる構想を提起した。

 今後5年の間に、青島は「3帯1軸、3湾3市街、組団式(組み合わせ型)」の新型都市構想をさらに深化させ、全地域をカバーし、未来の都市群を目指す主体的な形態を構築する。

 「3帯1軸」は、山東地区に放射状に広がり、海洋強国の海浜・海洋にサービスする特色ある発展帯、北東アジアに向いて、「1帯1路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想にとけ込む煙(煙台)威(威海)青(青島)共同発展帯、ユーラシア大陸を結び、黄河流域を放射状に広がる済(済南)濰(濰坊)青(青島)共同発展帯の「3帯」と青島を南北に貫通して、都市部と農村部の一体化を図る大沽河エコ中軸の「1軸」を指している。

 「3湾3市街」は、「中心港湾エリア、西部港湾エリア、東部港湾エリア」という港湾型市街の新構図の構築を指している。中心港湾エリアは、膠州湾沿岸にセンター市街を形成し、都市機能を向上させて、ハイエンド要素を集合させて、歴史的な文脈の延長線上に、「赤い瓦と緑の木々、青い海と青い空」の市街のイメージを際立たせる。西部港湾エリアは、霊山湾に形成する西部湾市街で、董家口港市街と古鎮口の軍民融合新モデル地区を建設し、海洋強国戦略の支点を確立する。東部港湾エリアは、鰲山湾沿岸に形成する東部湾市街で、世界的に有名な海洋教育科学技術を特色とする「中国ブルーバレー」を建設する。

 「組み合わせ型都市」は、新型都市化の推進を加速して、「センター市街―サブセンター市街―特色ある鎮(街道)―都市部・農村部一体コミュニティー」という新型都市体系の整備・形成を指している。膠州湾東岸、西岸、北岸センター市街を形成し、東岸市街は非センター市街の機能を順序良く外し、旧市街の復興、発展を推進し、おしゃれで魅力的な市街を建設する。西岸市街はモデルチェンジ、グレードアップを突出し実施し、優美な実力を備えた市街とする。北岸市街は都市の総合機能をグレードアップさせ、質が高く、活気に満ちた市街を建設する。北部開発を加速して、平度、莱西を全域発展の統一的な戦略支点とする。それぞれ特色を持つ現代化した10のサブセンター市街は産業と都市部の融合を加速して、人口集積を促進する。35の特色ある鎮(街道)を形成し、特色ある産業を発展させ、住民サービスを改善する。300の特色ある都市部・農村部一体コミュニティー(村)を形成し、全域発展の活力をもたらす。 (文・余豊)

 

人民中国インターネット版 2017年4月25日

 

 

 
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