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アジア初の全自動埠頭が青島港で運用開始

 

 青島港で積み下ろし作業が行われているコンテナー全自動化埠頭(写真・傅学軍)

 5月11日、積載量1万3386標準コンテナー積載船「中遠フランス」が青島港の全自動コンテナー埠頭106番バースに停泊し、作業を行った。これは現在、世界最先端で、アジア初の真の意味での全自動化コンテナー埠頭が青島港で稼働したことを意味している。青島港は今回の成功によって、自動化世界一、作業効率最速のコンテナー埠頭を持つ港となった。

 現在、全自動化埠頭における2つのバースの作業で、後方生産制御センターの9人の遠隔操作作業員がこれまでの60人余の作業を引き受け、作業効率は従来の作業に比べて30%向上し、作業員数を85%減らし、全自動化コンテナー作業の新紀元を開いた。

 同埠頭は青島前湾港区第4期整備地区の5 ~10番バースにあり、岸壁は全長2088メートル、奥行き784 メートル、水深20メートルで、年間通貨能力は520万標準コンテナーで、世界最大の2万コンテナー以上の大型船舶が停泊可能で、すでに第1期地区の2バースは稼動している。

 従来型の埠頭と比べると、青島港自動化コンテナー埠頭は、モノのインターネット(IOT)、情報通信ナビゲーションで、ファジーコントロール、ネットワーク、ビッグデータ・クラウドコンピューティング、セキュリティーなどの先進技術を融合した埠頭の操作や設備の制御、ゲートコントロール、電子データ交換、予約サイトの照会などのシステムを総合的に採用し、機械設備を全面無人操縦化を実現し、コンテナー運送荷役、倉庫管理、積み下ろし、積み込み作業の全過程の無人化を実現した。このほど、世界首位のコンテナー埠頭操作システムサプライヤー・Navisから「全自動化コンテナー埠頭建設で傑出している」と評価された。(文・周建亮)

 

人民中国インターネット版 2017年5月30日

 

 

 
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