習近平国家主席が香港特区行政長官らと会談

 

習近平国家主席は29日昼頃に香港特別行政区の梁振英行政長官、午後に香港特区の行政・立法・司法機関のトップと香港で会談した。

習主席は梁長官の過去5年間の働きを高く評価。「中央の力強い支持の下、梁長官は特区政府を率いて『一国二制度』の方針と香港特区基本法を真剣に貫徹実施し、香港の長年にわたり積み重なった深いレベルの問題の解決と将来の発展空間の開拓に大変な努力を払った。梁長官と特区政府は断固として国の主権・安全・発展上の利益を守り、社会の大局の安定を維持して、『一国二制度』事業の発展に積極的な貢献をした。中央は梁長官を十分に信任し、その働きを十分に評価している」と表明した。

梁長官は特区政府と香港市民を代表して、習主席夫妻の香港来臨、香港祖国復帰20周年慶祝大会ならびに香港特区第5期政府就任式典への出席、及び香港視察を熱烈に歓迎。「現在香港は経済的に発展し、社会的に安定している。この良き成果は習主席及び中央政府の配慮や支持と切り離せない。次の段階で、香港は国の第13次五カ年計画、『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブ、粤港澳大湾区都市群建設と歩調を合わせる中で、自らの強みを発揮し、大陸部との相互補完的発展を実現することができる」と述べた。

同日午後、習主席は梁長官と共に香港特区の行政・立法・司法機関のトップと会見。

習主席は「『一国二制度』の香港での実践は大変成功している。偉大な構想『一国二制度』に基づき、香港は平和的復帰を実現して、失地回復は全て戦争を要するという歴史のいわゆる定まった趨勢を変えた。これは古今東西においてまれなことだ。復帰後、中華人民共和国憲法と香港特別行政区基本法の定める特別行政区制度は香港に根を下ろした。香港はアジア金融危機、SARS拡大、世界金融危機の打撃を受けながらも、依然として繁栄と安定を保った。『一国二制度』が完全に正しく、強大な生命力を持つことは実践が十分に証明している」と述べた。

習主席は「中央は今期特別行政区ガバナンスチームの働きを高く評価している」と強調。「皆さんが香港に尽くし、国に尽くすという最初の志を終始変えず、引き続き香港と国家の発展を気にかけ、引き続き新たな行政長官と特別行政区政府の法に基づく施政を支持し、香港と大陸部の交流・協力を促進し、国を愛し香港を愛する栄えある伝統をしっかりと継承するよう青年を先導し、香港をさらに素晴らしくし、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するために新たな貢献をすることを希望する」とした。(編集NA)

梁長官と会談する習主席(撮影:鞠鵬)

「人民網日本語版」2017年6月30日

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