「取引圏」開拓が産業サポート力を向上させる

 

近年、成都はまさに一連の国際産業協力工業地区の建設により対外開放を強め、国際協力を大いに広げている。多くの国際協力産業地区が次々と完成し、成都の産業レベルアップ、産業モデルチェンジ・アップグレードを推進する優れたキャリアとなっている。

2015年11月2日、中徳(四川・成都)イノベーション産業協力プラットフォームが正式にスタートした。その中でも中徳(蒲江)中小企業合作園は中国政府が設置した国内の5つの中・独の中小企業協力モデル地区の一つで、すでに143社が駐在している。

2016年11月、成都で第16回西部博覧会が挙行された際、一部のドイツ企業が成都と協力協議を結び、契約プロジェクト総金額は40億元に達し、それはハイクラス製造、研究開発・イノベーション、ハイクラスサービスなどの分野に及んだ。2016年9月までの段階で、成都で投資するドイツ企業は70社あり、実行資金額は15億8700万ドルで、ドイツは成都市で三番目の外国資本供給国となっている。

2014年3月、中国商務部部長とフランス対外貿易相が、中仏両国元首が共に見届ける中、「エコロジー工業地区経済貿易協力に関するメモランダム・オブ・アンダースタンディング」に署名し、成都に中仏エコロジー工業地区を建設することが決まった。

2016年6月、成都はフランスと27億元を投資する工業地区クリーンエネルギーモデルプロジェクトに署名した。現在、中仏エコロジー工業地区が現在123億元の総投資、生産能力36万台の神竜成都自動車産業基地プロジェクトを中心として、秩序だって建設が進められているとのことである。次にはフランスおよびEUの自動車・設備製造およびエコ環境保護などの産業化プロジェクトが導入され、フランスおよびEUと文化・科学研究・サービスなどの分野における交流・協力が開拓される予定である。計画によれば、このエコ工業地区は2020年までには一通りの形が整う。

国際産業協力の盛んな展開は、成都をより緊密に世界とつなげ、世界もまた一種の直接的な視点と方法で成都を理解することになるだろう。

 

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