成都が農村振興発展の道を探る――農村を本物の「美しい公園」に

 

未来の成都の農村はどのような姿なのか。先日、成都で行われた市委員会農村工作会で目標が明確化された。その目標とは、農村を本物の「美しい公園」につくりあげるというものである。

 

3つの農村振興モデル地帯

農村振興地帯は、未来の成都市の農村振興の重点的モデルプロジェクトだ。成都市の関係責任者によれば、成都は率先して都江堰、郫都、温江、崇州などの地域で、今年6月末までに初めての農村振興モデル地帯計画を完成させ、年末までに、さらに2つのモデル地帯計画をつくり上げる予定である。 

特色村と川西林盤の建設

川西林盤とは、成都平原および丘陵地域の農家の敷地およびその周辺にある高木、竹林、河川および外をとりまく耕地などの自然環境を融合させた農村居住環境形態のことである。白い壁に黒い瓦、慈竹と雑木林が互いに映え、用水路がその周囲を取り巻く――これは典型的な川西林盤の景観である。農村振興の推進のなかで、成都は特に川西林盤の修復と保護を強調している。

2018年~2020年、成都では計1848億元を投資し、特色村と川西林盤の建設プロジェクトを行う計画である。2018年に全面的にスタートし、2020年に8つのモデル特色村と100の川西林盤モデル地点が全面完成し、2022年末までに基本的に60の特色村を育成・創建し、1000の川西林盤を全面的に建設する予定である。 

農村に思い入れを持つ有能人材を確保

「現在、多くの特色村や特色景観の同質化が比較的大きな問題となっており、その根本的原因が人材の欠乏です」と成都市の関連部署の責任者は語る。

これに対し、成都では「農村人材バンク」と「成都農業シンクタンク」の設立を急いでいる。現在、すでに著名専門家10人、専門技術者200人、新型職業農民1万人を誘致・育成している。 

農村振興の推進はその実行がカギ

成都市は季節ごとに重大プロジェクト現場推進活動を開催し、同時に半年に1回、全市集中監督・指導を行い、全市の農村振興戦略の重点業務にチェックリスト管理を進める予定だ。(四川日報 より 編集L)

 

 

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