日本民音芸術団は二〇一三年十月三十一日と十一月四日に、北京と天津でそれぞれ公演を行い好評を博した。また、北京では北京外国語大学の学生たちとの交流も持った。中日友好協会の唐家璇会長は三十一日の北京公演を鑑賞、芸術団の主要メンバーと会談し、公演を高く評価した。
 公演は中国人民対外友好協会、中国日本友好協会、天津市人民対外友好協会と日本の一般財団法人民主音楽協会(民音)の共催で行われた。日本の芸術家たちが民間に伝わる民族文化にあふれた舞踊、歌、楽器演奏を披露し、「日本の詩情」というテーマで日本文化の美を伝える一方、観客とともに一衣帯水の中日両国の文化と交流の歴史を体感した。
公演参加者からのメッセージ
 
(一般財団法人)民主音楽協会理事 伊藤一人さん

この度、民主音楽協会が初めて中国へ芸術団を派遣しました。今年、民主音楽協会は創立50周年を迎えました。40年前に、周恩来総理と池田大作名誉会長が会見し、将来に向けての中日友好の礎を築くために文化交流を続けてきました。

文化というものは漢方薬のように心に染み込んで、心を改善してくる働きを持っていると思います。これから、中日の更なる心の交流、心の発展が築けるように、原点を大事にしながら、中国の皆さんと手を携えて、大きな世界平和への中軸となる中日友好の流れを作っていきたいと思います

 
プロデューサー
布施谷貞雄さん
今後はできれば、日本の舞台と中国の舞台が共同で一つ大きな作品を作りたいですね。きっと困難があると思いますが、それを乗り越えて一つのテーマで作品を作っていくことが私の最大な望みです。
 
歌手
斎藤信雄さん

今回の公演で、人間の心にはすべて音楽が伝えてくるものがあると実感しました。微力ですが、自分自身の力を磨きに磨いて、人と人の心を繋いでいくような芸術家になって、もっと力づけていきたいと思います。

津軽三味線奏者
葛西頼之さん
文化と文化の交流で、人間対人間の交流で、最高な日中関係を築けたらいいなと思っています。
 
民族舞踊聚団
長谷川誠さん
北京外国語大学で若い大学生たちと交流して、お互いに理解していくことは本当に大事なことだと痛感しました。これからも日本の生活に根ざした踊りを中国のみなさまに見ていただきたいと思います。
舞踊団「若竹」
岸 妙子さん
中国の言い伝えに「一つのことを10年続けることは偉大なり、20年は恐るべし、30年続けることは歴史となる、50年続けることは神の如し」という言葉があります。私たちはその言葉を座右の銘として日本の文化である舞踊を頑張っています。
 
太鼓奏者
TAKERUさん
今日本は震災で元気がなくなっている状況にありますので、僕は元気を与えることをテーマにしました。日本と中国は元気になって、世界を引っ張っていけるような未来になれるようにと願っています。
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