中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念大会が3日開催
 9月3日は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争70周年記念日だ。同日午前10時に北京の天安門広場で記念大会が開催される。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が重要談話を発表し、部隊を観閲する...
抗日戦争勝利70周年記念大会の流れを公表
第2次大戦の勝利の成果は国際法治で維持すべき
潘基文事務総長の軍事パレード出席、国連が日本側に再反論
 
 
日本天皇「さきの大戦に対する深い反省」に初言及
 日本の共同通信社の報道によると、天皇陛下のこれまでの式典での「おことば」の内容は基本的に変わらなかったが、今回は初めて「さきの大戦に対する深い反省」という表現が加わった...
軍事パレード装備隊列 等速行進誤差0.3秒以内を実現
抗日戦争軍事パレード5段階 閲兵式と分列式は約70分間
中国の抗日戦争と世界の反ファシズム戦争との関係①中国人民は好戦的な軍国主義の強国に率先して反撃
「アジアとの和解」という態度が欠ける安倍談話
 「安倍談話」は、総理個人の観点を表すものではなく、国家の行動や態度に法律的しばりを持たせる作用がある。この談話を通じて、日本の将来の方向性がうかがい知れる...
中日関係、和解を望まないのは誰?
日本は現実と歴史を切り離してはいけない
あいまいさ残す「安倍談話」
 
 
憎しみ乗り越え友好望む
 父親は日本の侵略に抵抗して犠牲になり、夫は戦後の中日友好に心血を注いだ。張廉雲さんは日本に対し、戦中は家族を奪われた恨みを、戦後は友好の大義を感じてきた...
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歴史忘れず未来に希望を
 日本の植民地支配下で過ごした少年時代から戦後の本誌での中日翻訳、毛沢東ら指導者の通訳まで、劉氏と日本の間には喜怒哀楽に満ちた歴史的エピソードがあふれている...
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共に戦った海外の友人たち
 抗日戦争が最も困難なときに、米国、旧ソ連、カナダ、インドや東南アジアから、多くの海外の友人が中国に身を投じ、中国の人々と共に日本軍国主義の侵略に対抗した...
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宮崎駿 日本のアニメ界巨匠
 一部の日本人は過去の歴史を忘れたいと思っているが、日本が当時仕掛けた侵略戦争は決して忘れてはならず、否定することなどもってのほかである。どの国も自分の利益のために侵略戦争を仕掛けてはならない。これは各国が守るべき最も基本的な原則である。 
ユルゲン・コッカ ドイツ歴史学者
 あらゆる国が自らの方式を見つけ出し、歴史に向き合わなければならないのだと考えている。その最も正しい方法は誠実であることだ。誠実であるということは自らを犠牲とするということではない。過去に犯した罪を認め、これを反省した国は、その上にいっそうすばらしい国を築くことができる。誠実であることはいつか、民族の誇りへと発展していくに違いない。 
霍見芳浩 ニューヨーク市立大学名誉教授
 国際社会及び自らの置かれた環境に対する考慮の欠如は一貫した日本の悪い癖であり、世界公認の正義に耳を貸さないことさえある。だが良識ある日本人はみな、日本の戦争責任と植民地支配期間に犯した罪を認めることこそが正しいことだと分かっている。これは21世紀において日本が国際協力を展開する上での出発点だ。過去の罪を隠蔽、美化しようとして、全世界から強く非難され続けることこそが自虐行為だ。 
石田憲 千葉大教授
 イタリアでは独裁者ムッソリーニら戦争指導者は広場で処刑されたが、日本では侵略戦争を指導したA級戦犯が神様扱いされ、祀られている靖国神社に首相や閣僚が参拝している。指導者の過ちをはっきり認めてけじめをつけ、補償をきちんとしなければ、最終的に信頼関係をアジアの国々と結ぶことはできない。難しい対応だが、どの政権でもきちんと対応していかなければ将来的に危うくなる。 
華春瑩 外交部報道官
 日本の政府と指導者が国際社会の正義の声に真剣に耳を傾け、侵略の歴史の直視と深い反省に関する歴代内閣の真剣な姿勢と約束を順守し、第2次大戦終結70年という重要な年に歴史問題を適切に処理し、実際の行動によってアジア隣国と国際社会の信頼を得ることを希望する。 
賈秀東 中国国際問題研究院特別招聘研究
 安倍首相が、第2次大戦はカウボーイ的な勝敗の対決であり、第2次大戦の結末は戦勝国と敗戦国を分けただけであり、正義と非正義、侵略と反侵略の区別は双方になかったと考えていることを物語っている。この誤った歴史認識に基づき、安倍首相は日本の降伏と敗戦は認めても、腹の中では日本の植民・戦争行為が侵略行為であり、非人道的・反人類的犯罪であったことを依然認めようとしていない。 
石田勇治 東京大学大学院教授
 日本とドイツは同じく第二次世界大戦の敗戦国であるが、ドイツが現在国際社会の信頼を得ているのに、日本は歴史の問題で隣国とぎこちない状態に落ちていた。日本がドイツの戦後処理の経験を参考し、一日も早く歴史的な和解を実現するよう指摘した。ネガティブな歴史を覆い隠すのが歴史問題を国内での清算を実現できるが、歴史における無知は国際社会に更に大きな問題を引き起こすかも知れない。 
吉田裕 歴史学者、一橋大学教授
 戦争の経験者の、戦争の悲惨で苦しみに満ちた記憶は、日本が軍事大国になることを防止する重要な支えだ。戦争の経験者の減少に伴い、戦争の痛みが薄れている。現代人は戦争の凄惨な現実に対する想像力を養い、後世の人々に警鐘を鳴らし、戦争の再演を防がなければならない。同時に歴史を冷静に理解し、理性的に認識し、自ら歴史を考える力を養うことも不可欠だ。 
高原明生 東京大学教授
 今年は第2次世界大戦終戦70周年の年であり、今年の中日関係のメーンテーマが「恨みや警戒」ではなく、「和解と協力」になることを願っている。中日両国民は相手国の社会や政治制度の認識、近年の中日関係悪化の原因といった点において誤解が生じており、両国は今後も意見の食い違いに当たり交流を強めなければならない。 
蘇暁暉 中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長
 歴史の直視は、歴史の隠蔽より困難だ。ドイツは勇敢に直視することを選択し、再び正常な国になり、国際社会から理解・信頼・尊重を勝ち取り、他国と共に反ファシズム戦争の記念活動に平然と参加できるようになった。日本は苦心惨憺し、虚構の歴史の上に未来を築こうとしている。日本は、誤った道は正確な終点に向かわないことを認識するべきだ。 
劉迪 日本杏林大学教授
 どの人にもどの民族にも異なる歴史観があってもよいが、歴史的事実そのものに対しては、どの人もどの民族も謙虚にならなければならない。日本の右翼が歴史観の違いから南京大虐殺という歴史的事実そのものを回避・否定することは、民族の対立を深め、自らの孤立を招くことにつながりかねない。 
井上久士 日本駿河台大学法学部教授
 歴史和解を実現するには、まず日本が自分の戦争責任を認め、謝罪や賠償を行う必要がある。そうしないと両国の信頼関係は語りようがない。日中関係を改善するには、政府と民間が絶えず相互交流し、理解を深める必要がある。日中は目の前の紛争解決を重視し、武力衝突を避けねばならず、また長期的に目を向け、相互の信頼関係を築くために努力せねばならないとみなしている。 
笠原十九司 都留文科大学名誉教授
 現在の日本の民主主義は、危機に陥っている。同じように、日本の侵略戦争に対する国民の認識も、危機に陥っている。南京大虐殺や慰安婦などの歴史的問題において、日本は国際社会から、広く激しい非難を受けた。これは、ひとつの国家にとって、正常な現象とはいえず、戦争中の国際社会での日本の振る舞いを想起させる。 
柳田邦男 ノンフィクション作家、評論家
 過去の過ちに対する謝罪と反省は、加害者側が一方的にこれで十分と決めるものではない。その認識不足が韓国や中国との真の和解を阻害して いる要素の一つになっている。今年8月に予定されている戦後70年にちなむ首相談話で、 安倍首相がどのような言葉を使うのか、その使い方は「言葉と政治」の状況を一段と暗転させるのか、それとも劇的に好転させるのか、その分かれ目になるだろう。 
沈丁立 復旦大学国際問題研究院副院長
 安倍氏が『ポツダム宣言』をつまびらかに読んでいないと公言したことは、日本がかつて侵略戦争を発動したことを彼が認めておわびすることがないし、そのつもりもないことの反映だ。これは日本が侵略を行い、最終的に降伏した過去を変えられないだけでなく、安倍氏は日本の首相として引き続き権力を行使することにふさわしくないことを物語っている。安倍氏は侵略戦争を認めることを避けたうえ、おわびするのを拒絶したことは、すでに日本の平和的発展の国益を深刻に損なった。 
賈秀東 中国国際問題研究院特別招聘研究員
 戦後70周年は安倍氏にとって、歴史が彼に与えた機会であり、1つの関門でもある。2015年はどう歩むか、安倍氏の前には2つの道がある。引き続き岐路において奔走していくか、歴史を正しく扱う道に戻るかだ。安倍氏はどう歩むだろうか、中国、韓国、アジア、ひいては世界が見ている。 
村上春樹 日本作家
 歴史問題に対する認識は重要な意義がある。重要なのは日本が率直に謝罪するのだと私は思う。日本は第二次世界大戦期間中、中国、朝鮮半島及びほかの諸国を侵略した歴史について、被害側が十分な謝罪を受けると見なすまで、謝罪を繰り返すべきだ。 
洪磊 中国外交部報道官
 抗日戦争が勝利した後、中国はずっと、ごくわずかな軍国主義者と日本国民と区別している。肝心なのは、日本が侵略の歴史認識において誠意を見せ、歴史問題をごまかしてはならないことだ。今年は世界反ファシズム戦争勝利と中国人民抗日戦争勝利70周年にあたり、この節目に際し、日本政府は歴史問題で正しい選択をするよう中国は望んでいる。 
兪正声 全国政治協商会議主席
 中国国民はかつて、侵略の被害を受けたことがある。日本はその教訓を汲み取るべきだが、安倍の講演はその部分が淡々としていた。自己反省は中国の文化において重要な要素だ。他国にこれほどの災難を与えたのに反省しないのであれば、日本が過ちを繰り返すのでは、と懸念せざるを得ない。 
徳仁 日本皇太子
 私自身が戦争を体験していないが、戦争の記憶が薄れようとしている今日、謙虚に過去を振り返るとともに、戦争を知らない世代に悲惨な体験や日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大変大切だ。(戦後の日本は)日本国憲法を基礎として築き上げられ、平和と繁栄を享受している。本年が平和の貴さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会になればと思っている。 
福山真劫 市民団体「平和フォーラム」代表
 日本が発動したあの侵略戦争はアジア各国に多くの死傷者をもたらした。日本にとって、自らを被害者と見なすだけではなく、それ以上に加害者、侵略者であることを認識すべきだ。この根本的事実が抹消されてはならない。加害と侵略の事実を認めた『村山談話』は戦後、日本の平和と民主主義の出発点だ。 
岡田克也 民主党代表
 安倍首相が「村山談話」の中の『植民地支配』や『侵略』などの語句を『細々としたこと』と言ったことは許せない。安倍首相は談話で歴史を認めたうえで、戦後70年間の努力を伝えるべきであり、新談話で過去の反省が飛んでは、戦後70年の歩みを否定することになりかねない。 
厖中鵬 中国社会科学院日本研究所副研究員
  日本の右翼勢力は今も、第二次大戦の「侵略定義未定論」を頑なに堅持し、侵略の歴史を曖昧にし、侵略行為を粉飾・美化し、加害者と被害者を逆さまにし、加害と被害の境界線をかき乱している。そんな中で、集団的自衛権を行使し、気の向くままに軍事力を誇示できるようになった日本が、「国際社会の平和」に貢献するために集団的自衛権を行使するなどとは、信じがたい。 
歩平 中国抗日戦争史学会会長
  戦後70年を控え、一部の政治家は村山談話の原則を意図的に薄れさせ、戦後日本の国際貢献とやらを強調している。日本の政治家のこれらの言行は、日本社会が戦争責任を正確に認識することを妨げている。日本が過去の戦争責任から逃れようとし、単純に「未来志向」するならば、第二次大戦の勝利の成果に完全にもとる。アジア諸国の人々からの理解と信頼を得られず、アジアに戻ることもできないだろう。 
金贏 中国社会科学院日本研究所研究員
 日本が戦後歩んできた平和的発展の道は全世界に認められている一種の政治価値であるが、安倍政府の集団的自衛権の行使容認や憲法解釈の変更などのやり方は日本の政治価値を下げる行為である。これは周辺国の発展に悪影響を及ぼすだけでなく、長期的に見て、日本自身の発展にも良くない。 
曹鵬程 人民日報論説員
 対内的に戦争発動者の責任を清算できず、対外的に戦争加害者としての罪を常に認めることができないのに、どうして侵略が「平和」の名目の下に再び発生することはないと人々に信じさせるのか?侵略戦争の真実を認め、戦争の罪に対して反省を保つことは、第2次世界大戦後の平和の原点であるのみならず、自民族の認識の分裂を避け、他民族との信頼を再構築する上での基礎でもある。 
五十嵐仁 法政大学大原社会問題研究所教授
 日本の内外政策は誤った道に入りつつある。安倍首相のやり方は歴史を美化し、未来を損なうものだ。過ちを正さなければ、日本が戦後70年近く苦心して築いてきた『平和国家』のイメージ、周辺国との関係、現有の経済規模とソフトパワーは、恐らく全て失われてしまうだろう。 
馬振犢 中国第2歴史公文書館副館長
 「一貫して世界平和に貢献してきた」と称する日本政府が、自らが過去に犯した空前の戦争犯罪を直視せず、認めようとしないのに、誰が彼の発言を信じると言うのだ?「右翼の軍国主義者」と罵られても気にしないと吹聴する国のリーダーが、どうして国を率いて「平和国家実現の目標に努力する」ことができるのか? 
葉小文 第5期中日友好21世紀委員会中国側委員
 日本は、戦後の「正常でない国家」の地位から脱却したいなら、「日本」に含まれる「旭日昇天」の「日」に陶酔するばかりではなく、「本」をわきまえ、「本」を守る最低限の抑制も必要なのではないか。 
崔洪建 中国国際問題研究所欧洲部主任
 日本はかつて欧州に学ぶ先鋒だった。現在、ドイツという歴史のかがみが面前に置かれているが、日本の指導者は、ドイツ式の魂に触れる反省と転換を行った方がいい。そうしたら、アジアと世界の人々にとってだけでなく、日本国民にとっても幸いなことだ。 
周永生 外交学院国際関係研究所日本研究センター副主任
 中国はずっと「歴史をかがみとし未来に向かう」という主旨を堅持し、日本との友好協力関係を全面的に発展したいと願ってきた。従って、いつもいつも日本が中国を侵略したという苦痛に満ちた歴史を持ち出したいとは思っていない。しかし、誰かがその侵略史を意図的に歪曲、美化することも許さない。 
 
 
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