お盆(盂兰盆节)

2018-07-16 14:27:34

=福井ゆり子 翻訳/編集=銭海澎

お盆といえば、現代では815日前後に行われる先祖の魂を祀る行事のこと。これは仏教の盂蘭盆会の行事に日本古来の祖霊信仰が融合したもので、ふつう13日夕刻に「迎え火」で祖先の魂を家に迎え入れ、15日または16日に「送り火」をして、あの世に送り返す。川に灯籠を浮かべる「灯籠流し」や京都の五山の送り火などがこの行事の典型的なものだ。

现代的盂兰盆节是指在815日前后举行的祭祖活动。这是将日本自古以来的神灵信仰与佛教中的盂兰盆会相融合而成的习俗,通常的活动流程是在13日傍晚点燃“迎魂火”,将祖先的灵魂迎回家中,15日或16日再点燃“送神火”,将祖先的灵魂送回黄泉。其代表仪式包括“放河灯”和京都五山送火等。

昔はお盆に家族と一緒に先祖を祀るために、仕事を休んで故郷に帰ってお墓参りをするのが普通だったので、「盆休み」といって一週間程度の夏休みをこの時期に設定する会社が多かった。お盆の習慣がすたれてしまった現代においても、この期間を夏休みにしている会社はいまだ多く、お盆期間中は、帰省あるいは各地に行楽に出かける人たちで各種交通機関は大混雑だ。現在の会社員にとって「お盆」とは、夏休みとほぼ同意義である。

从前,为了在盂兰盆节能和家人一起祭祀祖先,日本人通常会休假回到故乡扫墓。有很多公司会在这一时期安排一周左右的暑假,即“盂兰盆假”。即便今天,盂兰盆节的风俗已经不再流行,仍旧有许多公司会在此期间放暑假,而人们利用盂兰盆假期回老家或者到各地游玩,也导致各种交通工具人流拥挤。对于今天的公司职员来说,“盂兰盆节”实际上就是放暑假。

「盆と正月が一緒に来たよう(とても忙しい状態を示す)」という言葉は、昔から行事の多いこの時期の慌ただしさが正月並みであることを示すものだが、盆の行事の中でも、今も各地で盛んに行われているのは「盆踊り」だろう。もともとは死者を供養するための踊りだったが、今は納涼のための夏の夜のイベントといった感じ。会場の中央に組まれたやぐらに載った太鼓の威勢のよい音と、音楽(盆踊りでよく使われる曲があって、有名なもので『炭坑節』。最近では子ども向けに『アラレちゃん音頭』とか、ちびまる子ちゃんの『おどるポンポコリン』などのアニメソング系もある)に合わせ、浴衣姿の人々がうちわを手に、やぐらを取り巻いて輪になって踊るものである。

“好像盂兰盆节和新年同时到来一样(表示非常忙碌的状态)”这一说法,是形容自古以来活动繁多的盂兰盆节期间,其忙碌程度堪比新年。而在盂兰盆节的各种活动中,直到今天仍广泛盛行的当属“盂兰盆舞”。这一舞蹈原本是为了祭奠死者,现在已经成为夏夜纳凉时的一种活动。在会场中央搭建的高台上放置有大鼓,伴随着鼓手敲打大鼓发出的气势恢宏的鼓声和舞曲(在常见的盂兰盆舞曲中,最著名的是福冈民谣《炭坑小调》。最近,还有为孩子们准备的各种动漫主题曲,如《阿拉蕾》片尾曲、《樱桃小丸子》主题曲等),穿着浴衣的人们手拿团扇,在高台边围成圆圈翩翩起舞。

この盆踊りは町内会や自治体が主催することが多く、私の住む地域でも、毎年8月初旬(お盆の時期は留守にする人が多いのでその期間は避けられる)に行われ、この時には屋台も出て、子どもたちの夏の夜のお楽しみとなっている。

盂兰盆舞多由町内会(日本社区文化中最重要的社会基间组织)和自治体主办,我居住的地方是在每年8月上旬(由于盂兰盆节期间外出的人很多,所以要避开那段时期)举行,此时,商家会在路边搭起露天小店,让孩子们尽情地享受夏夜的欢乐。

 

 

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