『VISTA看天下』微妙な時 安倍首相が訪中

2018-12-29 14:05:43

 

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 安倍晋三氏は戦後初めて、就任後一番最初の外遊先を中国に選んだ日本の首相だ。2006年、彼は最初に首相に当選した13日後、訪中の旅路に出た。それ以前、01年の小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題により、中日関係は氷点下にまで冷え込んでいた。そのため、この訪問は「氷を砕く旅」と例えられた。しかし、129月、当時の野田内閣時代に起きた一部の島の問題で、中日関係は再び悪化する。それから数年間、両国のトップレベルの直接交流はほとんど無く、「政冷経冷」という状態に陥った。今回の安倍首相の訪中は、中国改革開放40周年と中日平和友好条約締結40周年という重要な節目の年に当たる。また現在、中国も新たな開放拡大措置を実施している。外交部の華春瑩報道官は、記者の質問に対してこのように答えた。「今回の訪中が中日の経済貿易協力にさらなる大きな協力のチャンスと将来性をもたらすことは間違いない。今回の訪問は両国の実務協力の質的向上と高度化に寄与し、中日関係が正常な軌道に戻った上で新たな発展を遂げる後押しとなるものと信じる」

 

 

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