『中国新聞週刊』 外資投資に関する法律の制定加速

2019-05-05 16:42:05

 

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 改革開放以降、中国は「中外合弁経営企業法」「外資企業法」「中外合作経営企業法」の「外資三法」を中心とする外資系企業の投資を巡る法律の制度システムを構築した。だがここ数年、「外資三法」では開放型経済新体制の構築に対応することが難しくなり、外資系企業の投資に関する統一的な基本法を制定することが急務となっていた。このため、2011年から中国は新しい法律の制定を巡って研究を始めた。昨年末、「外商投資法」と呼ばれる新法の草案はついに第13期全国人民代表大会常務委員会第7回会議で審議される段階に入り、立法過程がブースターを取り付けたように加速した。これは、揺るぎなく対外開放を拡大し、改革を徹底的に進めるという中国の決意を示している。同法案の最大の特徴は、外資系企業の投資管理の規定を設けるとともに、外資系企業の投資の促進と保護をより重視することだ。外資系企業が最も関心を寄せる問題、例えば、投資への審査許可、税金費用の徴収と補償、知的財産権保護、技術移転などの問題について、同法案は明確で具体的な条項を備えている(同法は先月の全人代で可決成立した)。

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