『瞭望東方週刊』介護施設に関する新たな試み

2019-06-19 17:04:12

 

 老後に自宅で暮らし続けることはいまだ中国社会の主流ではあるが、家族構造の変化と経済社会の発展に従い、介護施設での暮らしを選択する高齢者もますます多くなっている。こうしたニーズを満たすため、新たな高齢者介護システムが続々と誕生している。地域経済一体化政策の推進に伴い、高齢者は自分が住んでいる場所とは異なる地方の介護施設を選択できるようになる。例えば、北京に住む高齢者は河北省、上海に住む高齢者は浙江省の老人ホームを選択できる。こうしたシステムにより、高齢者はより安い価格でより良いサービスを受けることができ、大都市の人口過密問題も緩和される。一方、政府は土地や税金、補助金、人材育成などの面でサポートを提供し、企業は一部の施設とサービスを安価に提供する。こうした「官民一体モデル」も今年2月から、鄭州、武漢、成都など7都市で試験的に導入されている。また、今年7月に政府は国家レベルの基準「介護機関の等級区分と評価」も発表する見込みで、介護施設の選択はいっそう便利になるだろう。

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