『瞭望東方週刊』 生鮮市場、グレードアップしよう!

2020-09-07 16:17:07

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大以降、大型農産品卸売市場が2度の感染の中心地となったことで、各種生鮮市場の衛生管理問題に高い関心が集まっている。現在、生鮮市場の環境衛生には主に以下の問題がある。一つ目は関連政策の遅れにより、市場のビジネスモデルがスペースの貸し出しから自主経営モデルに転換できず、標準化した生鮮市場を普及できないこと。二つ目は生鮮市場が商業用地の規定に制限され、賃貸料が高く、店主のコストが高く、清潔な環境を整える能力がないこと。三つ目は販売ルートが冗長かつ煩雑で、選別・洗浄後の野菜の値段が高く、購入者が少ないこと。四つ目は監督・管理する部門が複数あり、責任が明確ではなく、管理が細部まで行き届いていないこと。専門家は、生鮮市場のビジネスモデルの転換が解決策だと指摘する。まず現行の政策を改正し、生鮮市場の経営方式をスーパーマーケット化に転換し、市場用地の種類も公共用地に変更する。それから野菜の生産・販売のサプライチェーンを整え、選別・洗浄後の野菜の販売を推し進める。さらに生鮮市場の監督・管理の主要部門を明確にし、現地の疾病予防管理センターとの協力を強化する。最後に大都市にモデルとなる生鮮市場を造り、管理モデルのグレードアップをけん引する。2020年7月9日 
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