『瞭望東方週刊』 スマートコミュニティー

2020-10-21 15:20:00

 

新型コロナウイルス感染症が発生してから、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、移動通信ネットワークなどが社区(コミュニティー)の感染症対策と生活サービスに大きな役割を果たし、人々の「スマートライフ」への認識をいつの間にか変えた。スマート化はコミュニティーの管理で大体三つの場面で応用できる。一つ目は、携帯電話の制御信号やビッグデータなどによる個人の的確な把握。例えば一人暮らしの高齢者、障害者や慢性疾患患者ら社会的弱者の人数と分布を把握し、感染リスクが高い人を識別する。二つ目は、消毒用ドローンや配達ロボットなどを使った非接触型サービス。三つ目は、オンラインとオフラインが緊密に結び付いた生活風景だ。例えばオンラインショッピングと配達業による不要不急の外出と買い物時の感染リスクの抑制、オンライン診療や医薬品配達などによる在宅医療、テレワークとオンライン授業によるコミュニティー住民の仕事と学習の需要の対応が挙げられる。コミュニティーは将来的にただの生活空間ではなくなり、生活、仕事、教育、医療、娯楽など複合的な機能を備えるプラットフォームへ発展している。(2020年9月3日

  
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