離婚クーリングオフ期間

銭海澎＝文

李培培＝イラスト

結婚・離婚に関する手続きを扱う役所が、夫婦から離婚届けを受理した後、双方に対し良く考えるように設ける30日間の冷却期間のこと。その間に夫婦片方の気が変われば、申し出により離婚を撤回できる。クーリングオフ期間（冷却期間）を設けるのは、衝動的な離婚を防ぐ狙いがある。一人っ子世代の「80後（1980年代生まれ）」が結婚適齢期に入るにつれ、「スピード結婚」と「スピード離婚」はますます珍しくなくなった。中国民政部は、クーリングオフ期間は家庭内暴力（DV）被害者の保護に不利に働くのではないかという世論に対し、この制度が適用されるのは協議離婚のみで、DVがある場合、当事者は裁判所に申し立てることができ、訴訟離婚にはこの制度は適用されないと説明した。現在、米国や英国、韓国などでも似た政策が実施されている。