『帳本里的中国』 

2019-12-18 16:11:25

許徳友 編著

 

 同書は中国一般家庭の家計簿で語られる物語だ。普段の収支が記された家計簿には、過去および現在の収入がどれくらいで、どこから入ってきたのか、何にどれくらい消費しているのかがはっきりと記されている。また同書はたんに一般家庭の生活記録というだけでなく、中華人民共和国の成立以来70年間の中国経済の発展と変化を表している。収録されている家計簿は、可能な限りさまざまな収支を網羅している。定年退職後のお年寄りの家計簿や大学生の在学中の家計簿、一般人が家を買いリフォームした際の家計簿、一人っ子政策終了後の母親が子どもを生み、育て、教育するのにかかったお金の家計簿など。貧しかった時代から、全面的な小康社会(ややゆとりのある社会)の時代まで、家計簿は70年間における中国の収入と支出の今までになかった変化を映し出している。(広東人民出版社  20198  48元)

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