『中国訪書記』

2021-01-18 16:06:56

 

内藤湖南ほか 著 銭婉約

清末、中華民国の時代は、中国の古書が日本に流入した重要な時期だ。訳者はこの時期に視察・留学・研修などの目的で中国を訪れた内藤湖南、島田翰、田中慶太郎、武内義雄、神田喜一郎、長沢規矩也、吉川幸次郎の7人の日本人中国学者の学術旅行記、日記、回想録などから古書の収集・購入に関する部分を選んで、中国語に訳して同書を完成させた。近代、日本人学者が中国で古書を探して購入する歴史は、中日学術関係史・中日文化交流史の重要な一部であり、中日両国が協力から戦争に向かう社会・政治の縮図でもあると、訳者は考えている。(九州出版社2020年6月 128元) 

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