『中国的蔬菜』

2022-08-05 11:23:06


張平真 著 

多くの食文化では、肉や卵、牛乳の割合が野菜の割合よりはるかに多いが、中国では「良い食事に一番大切なのは野菜だ」という考え方が最も受け入れられている。中国は野菜栽培の歴史が長く、野菜の種類も豊富で、清代の『植物名実図考』によると、当時の中国には176種類の野菜があったとされている。しかし、広大な国土、多様な民族と方言を持つため、中国では野菜の名称が統一されていない。例えば、ニンジンには30種類以上の名称がある。同書は、野菜の名前の解読から始まり、中国全土の276品目の主要野菜の栽培の歴史、供給の現状、名前の由来、食べ方などを総合的かつ詳細に解説している。 

 

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