来年、中国文化センターでは、1年にわたって福建省を紹介する「福建省文化年」を開催する予定だ。第１弾として、「閩の美―中国福建古代美術並びに文化観光展」を開催する。

中国の南東に位置する福建省は、略称を「閩」という。古代の海のシルクロードの起点で、中原の人々の南遷の終着地だったため、独特な伝統工芸や伝統文化が数多く生まれた。同展では宋〜清代の建陽窯や徳化窯等の磁器や印章、茶道具など31点の中国骨董に加え、現代の地方工芸品である軟木彫、雅朗晶、油扇を展示。さらに福建省の世界文化自然遺産を写真やパネルなどで紹介する。12月22日の開幕式では、武蔵野美術大学の廖赤陽教授による福建古代芸術に関する講演会と福建省の茶道パフォーマンスも行われる。

会期：12月22日（火）〜12月25日（金）

時間：10：30〜17：30（最終日は13：00まで）

開幕式：12月22日（火）15：00〜