中国郵政は中国改革開放40周年を記念して、昨年12月18日に、「改革開放の旗を高く掲げる」「偉大な実践」「新時代の中国の夢」からなる「改革開放40周年」記念切手2枚1セット、小型シート1枚を発売した。
「改革開放の旗を高く掲げる」は、深圳市政府の正門前にある同市の開拓精神を象徴する有名な彫刻「開墾牛」や、中国初の株券である上海飛楽音響株式有限公司の株券、改革開放の幕を開いた、安徽省鳳陽県小崗村の農民18人が誓約書に指印を押し、生産責任制を切り開いた出来事を表現した彫刻などが描かれている。切手の中央に書かれている「実践は真理を検証する唯一の基準である」という言葉は、改革開放の理論的な基礎でもある。
「偉大な実践」は、北京にある人民大会堂や、美しい農村を代表する棚田、高層ビルが林立する現代都市、踊る人々、「一帯一路」を象徴する黄色と青のリボン、高速鉄道「復興号」などが描かれている。改革開放の初期、鄧小平氏は「小康社会(ややゆとりのある社会)」という発展目標を提起した。切手には「小康社会の全面的完成の決戦に勝利する」と書かれており、この目標の実現がラストスパートの段階にあることを示している。
小型シート「新時代の中国の夢」は、中国各民族の人々や、天安門とその前の華表(宮殿などの前に建てられる石柱)、モクレンの花、中国国旗、平和の象徴とされるハトなどが描かれている。新時代に、中国各民族の人々は引き続き改革開放を推進し、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するために努力していくことを意味している。