笹川杯日本研究論文コンクール オンライン上で授賞式を開催

2021-02-26 10:40:23

2021224日、「笹川杯日本研究論文コンクール」授賞式がオンライン上で開催され、決勝戦まで進出を果たした学生44名及び指導教官、審査員、関係者が一堂に会した。1月にオンライン決勝戦が開催されてから、ようやく審査結果が発表され、指導教官と共に喜び合う学生など、大いに盛り上がりを見せた。

本論文コンクールは中国の大学生で日本語学部の1年生から3年生が対象。決勝戦ではプレゼン質疑応答が行われ、日本語のスピーチ力や表現力も重要な審査基準となり、総合的な能力や思考力が試される。2020年は371の論文が80大学から集まった。

日本科学協会の髙橋正征会長は文化分野の審査員として決勝戦にも参加し、「各論文には、日本人では気づかないような視点が随所に見られて感心した」と述べ、一人一人の研究が日中相互理解にも繋がると学生達にエールを送った。

「独創的な論文に自身も刺激を受けた」と述べる日本科学協会の高橋正征会長

中国教育部高等学校外国語言語文学類専業教学指導委員会日語分委員会の修剛主任委員は「コンクールの趣旨が中国教育改革の理念に合致している」ことを強調し、その中でも「社会の迅速な発展において、必要とされている総合的能力を持つ人材育成の面に関しても大きく寄与している」と述べた。

学生達の論文執筆を支えてきた指導教官たちにも感謝の意を伝える修剛主任委員

中国日語教学研究会の周異夫会長は「中国の優秀な日本語人材育成において、本コンクールが果たす役割は年々増している」とし、「参加者すべてが中日友好交流に積極的に貢献してほしい」と語った。

論文コンクールの参加者が年々増えている事からもその注目度が分かると述べる周異夫会長 

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