美しい中国 赤峰 笑顔あふれる草原の暮らし 玉龍輝く古代文明を訪ねて

2019-09-05 09:13:49

内蒙古自治区の南東部にある赤峰市。総面積約9万平方㌔という、北海道よりも大きな土地に、蒙古族や漢族、回族、満州族など30余りの民族を含む約460万人が暮らしている。赤峰という地名は、市街地北東部にある赤褐色の花崗岩の山が由来である。

赤峰の歴史は古い。今から1万年前には、すでに人々が暮らし、同地の古代文化は中華文明の形成にも影響を与えたと言われる。10世紀には、契丹族が最初の遊牧国家である遼を打ち立てた。悠久の歴史・文化は、蒙古高原と遼河平原にまたがる特殊な地理条件が育んだ多彩な自然景観と相まって、赤峰の有力な観光資源となっている。

雄大な草原、素朴な遊牧民族の暮らし、独特のグルメ、神秘的な古代文化……今月号の「美しい中国」では、広大な赤峰の魅力をさまざまな角度から紹介する。

人民中国インターネット版 201995

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